キーマンとのコミュニケーションをとる 経営者の35の秘訣 その17 (2013年12月16日)

ビジネスコラム

~キーマンとのコミュニケーションをとる~

どんな集団にも必ずキーマンとなる人がいます。
会社では上司部下、役職者、責任者、一般の社員の区別なく周りの人に大きな影響を
与えている人が必ず存在するものです。

リーダーはそれぞれの集団のキーマンが誰なのかを正確に見極めていなければなりません。
キーマンは周りの人たちに良い影響を与えている者ばかりではなく、悪い影響を与えている
者もいます。

いずれの場合もリーダーはキーマンが誰なのかを常に意識していなければなりません。
同じ会社なのに部署によって大きくムードが違うことがよくあります。
これはリーダーの違いが1番大きい事は間違いないことですが、もう一つの理由はキーマンが
影響しているということです。

よく言われることですが、集団はひとりの大きな声に引っ張られる傾向があります。
リーダーが不在であったり、リーダーがいたとしても、そのリーダーシップを十分に発揮できて
いないとき、この傾向が現れるようです。

もしあなたが新しいチームのリーダーになった時、そのチームのーキーマンが誰なのかを見究める
必要があります。
そしてキーマンをどのように巻き込んで協力者にしていくのかが、チームをまとめていく
キーポイントとなります。

その際リーダーがすべきもっとも大切な事はキーマンとの1対1のコミニュケーションです。
ゆっくりと時間をかけキーマンと真摯に対話することで、キーマンが何を考え何を不満に思って
いるかが分かってきます。

また、リーダーがキーマンの要望を徹底的に聞くことで彼を最も信頼のできる協力者に変化させる
ことができます。
悪くとも率先して反対者となることは防げるはずです。

リーダーはその集団のキーマンを見究め、躊躇うことなく彼と一対一の面談を行い、彼の心を掴む
努力をしなければなりません。
その効果が集団に与える影響は少なからず大きなものに違いありません。