ステータスを失くす覚悟 継がせる者7つの覚悟 その5 (2013年10月3日)

ビジネスコラム

~ステータスを失くす覚悟~

地位、名誉といったステータスを持っている経営者が少なからずいます。

ステータスを意識するあまり傲慢で鼻持ちならない経営者もときたま目にし

ます。

中小企業経営者でも地方の名士、地域の名士と言われる方はステータスがあ

ります。

あなたは商工会議所、商工会の議員や会長、会頭をしていましたか。

ライオンズクラブ、ロータリークラブの役員や会長をしていましたか。

青年会議所の役員や理事長をやりましたか、OBですか。

その他地域の団体のお世話をしていましたか。

また業界団体の役員ではありませんか。

経営者は仕事以外にも多くのステージを持っています。

特に地方の経営者は何かしら地域の用事や役職を頼まれます。

人望があればあるほどたくさんの依頼が来ます。

ついつい断りきれずに承諾していたら気が付くとおれもこれもと毎日雑事ができて

しまいます。

私の田舎でもどこの団体にいっても来ているメンバーが同じでしかも役員まで同じ

ということが多かったのを思い出します。

年度末ともなれば毎夜毎夜いろんな団体の総会へ同じメンバーで出かけたもので

す。

そういった各種団体の役職も経営の第一線から引くと少しずつ減っていくものです。

あえて無理矢理役職にいつまでもしがみつく人も多いですが、老害になっている人

が多いのも事実です。

経営者はいつもその出処進退を潔く処すという気持ちが必要かと思われます。

己の身の整理と心の整理を常から心がけたいものです。