仕事の喜びや意義を失くす覚悟 継がせる者7つの覚悟 その6 (2013年10月4日)

ビジネスコラム

~仕事の喜びや意義を失くす覚悟~

経営者は経営者としての仕事に喜びと意義を感じています。

会社のトップリーダーとして、営業をはじめすべての業務の第一線で活躍し

てきました。

リーダーとしてメンバーを引っ張る面白さや緊張感といったものに喜びを覚

えます。

トラブルが起きたら起きたで問題解決に集中して取り組みます。

そして解決策が生まれ実行されトラブルが解消されたときの安堵感と達成感を

得ます。

また、営業に出ればトップセールスマンとして大きな成果を上げてきます。

社員が彼を見る目に尊敬と信頼が浮かんでいます。

経営者である彼は毎日会社へ行くことが楽しくてなりません。

彼の思う通りにプロジェクトが進んでいることに心から満足を覚えています。

全社員が彼の一挙手一投足に注目しています。

仕事では充実した日々の連続です。

そんな彼にも経営の第一線から引くときがやってきます。

経営者であったことでの充実感や満足感がこれからは得られなくなるのです。

仕事をすることで得られていた喜びや幸せが明日から得られません。

多くの経営者は、いずれそういうときが来るのが分かっていながら心の準備が

出来ていません。

引退をした後、残された時間を他のことで喜びや意義を感じれるよう努めなけれ

ばなりません。