新経営者の取り組み (2013年11月8日)

ビジネスコラム

~ビジョンの創造~

新社長がまずやるべきことのひとつがビジョンの創造です。
その会社の5年後、10年後のビジョンを描く必要があります。

社長には自分の会社の将来ビジョンがどうあるのかということを明確に分かり易く
描き、知らしめる使命があります。
自分はこの会社をこんな会社にするという強い意志と情熱を示すことが大切です。

そのビジョンはよくあるありきたりなものではなく出来るだけユニークでなければ
なりません。
そのビジョンを聞いただけで見ただけで、わくわくドキドキするようであれば素晴ら
しいことです。
全社員がそのビジョンに誇りと夢を感じれるなら最高です。

ビジョン作成にあたってはまず自らのビジョンを考えておきます。
次に社員全員がビジョン創造になんらかのかたちで参画できるようにします。
ビジョン創造プロジェクトを立ち上げ、どのように社員に参画してもらうか決定して
いきます。

できるだけ多くの意見やアイデアを出させる工夫をしましょう。
そのうえでみんなのアイデア、意見、構想を取り入れビジョンを創りあげていきま
しょう。
最終決定はもちろん新社長がします。

~ビジョンの明確化と共有~

こうして創りあげたビジョンをどう生かすかが新経営者の腕の見せ所です。
よくある絵に描いた餅にすることなく、全社員が目指すところの夢のビジョンに
するためにしなければならないことがあります。

まずひとつが分かり易いものにすること。
次に目で見えるような工夫をすること。
最後に社員全員が共有していると思えるような工夫をすること。

そして日々何らかの方法で繰り返し繰り返し目で見、口にすることが大切です。
そうした努力の結果、ビジョンの明確化と共有がなされます。
そうしてようやく全社員が進むべき方向がはっきりすることになります。