最終決断はすべて自分 経営者の35の秘訣 その24 (2013年12月26日)

ビジネスコラム

~最終決断はすべて自分~

今回は社内の抵抗勢力に向き合うときの3つ目のポイントについて書いてみます。
前回までに社内の抵抗勢力である社員と向き合うときには真っ正面から一対一で向き合うこと、
そして決して安易な妥協をしてはならないということについて書きました。

その上、相手の不満を全て吐き出させ、また相手の要望を徹底的に聞くことの効用についても言いました。
それら一連のヒヤリングが終わった時点で経営者は何らかの判断をし、決断することになります。

そしてその時、最終的に判断し決断するのは全て経営者自身が行うということです。
これが3つ目のポイントです。

この時に大切なことがあります。
それは経営者自らがしっかりとした自分自身の軸を持っていることです。
また言うなれば経営者が己の使命を明確に認識しているということです。

長年現場で仕事をしてきた抵抗勢力と成った社員たちにも聴くべきことがたくさんあるのは言う
までもありません。
そのとき、経営者は是々非々で臨まなければなりません。

彼らの言うことで会社にとって必要なことは素直に聞き入れます。
それ以外のもので会社にとって必要のない事は聞き入れる必要はありません。
経営者である自分が最終的に全て判断をします。

もし彼らの言うことを判断に迷いながら聞き入れた結果、事がうまくいかなかった場合、
経営者自身がとても後悔をすることになります。
それに反し、確固とした自分自身の判断基準に従い、経営者自身が決断した結果、上手く
いかなかったとしても、これは経営者自身の責任であると納得できるものです。

経営者は確固とした信念に基づいた判断基準を持っていることが必要です。
明確な判断基準を経営者が持つことで自分の判断決断に自信を持つことができます。
そうすることで、抵抗者たちの意見に惑わされることなく、また影響を受けることもありません。