現場が第一 経営者の35の秘訣 その8 (2013年12月3日)

ビジネスコラム

~現場が第一~

たとえ大企業といえども基本は同じ、経営者は現場に足を運ぼうです。
まして中小企業の経営者が現場を疎かにすることなどあり得ません。
現場こそ経営の始まりです。

企業の現場にこそたくさんの情報があります。
経営者が経営判断をするにあたって多くの答えが現場にあります。
今回、私が現場が第一と言うのにはもうひとつ大切なことがあるわけです。

それは、経営者が現場に足を運び、一人一人の社員に声を掛けなさいということなんです。
経営者が直接社員に声を掛けることが大きな力を会社に与えてくれることになります。
社員のモチベーションを上げようとするなら、まず社長の社員への声掛けからです。

社員が十人程度の中小企業で、今日一日社長の顔を見ていないとか、顔は合わせたけれど
一言も言葉を交わしていない、なんてことが当たり前だという会社が多くあるのではないで
しょうか。

社員にとって社長はなんといっても特別な存在です。
その特別な人から声を掛けられるとやはり少しは嬉しいものです。
勿論、叱責や罵倒されることはご免こうむりたいですが、「元気か」「大丈夫か」「おはよう
今日は調子はどう」とか、何気ない何ともない言葉でいいものです。

声を掛けられた社員は今日も社長は元気だと安心するかもしれませんし、今日も社長は私を
気にかけてくれたと思うかもしれません。
社長の声掛けと社長の笑顔があればもっといいかもしれません。

社員に声をかけるなんて当たり前のことですが実際にやっている経営者は少ないものです。
まして毎日元気よく心を込めて社員に一人一人に声を掛けている経営者は少ないです。
その効用は計り知れないほど大きなものがあります。

社長の声掛けが毎日毎日続くとどうでしょう。
知らず知らずの間に会社のムードが明るくなっていませんか。
社員同士の会話も増えていませんか。

社員が自主的に何か新しいことを相談して始めていませんか。
社員が会社のために少しでも何かやろうとし始めていませんか。
社員の会社への思いに変化がありませんか。