社員を認める 経営者の35の秘訣 その19 (2013年12月18日)

ビジネスコラム

~社員を認める~

あなたはあなたの会社の社員を認めていますかと問い掛けられ、はいと答えられる社長は少ない
だろうと思います。
経営者にとって自社の社員を認めるという事は意外と難しいものです。

特に中小企業経営者にとっては難しいかもしれません。
なぜなら中小企業経営者は自社の社員を人材として考えたとき、不満を多く持っていることが多いからです。

中には、中小企業にはどうせ大した人材など集まるはずがないと思っている経営者もいます。
また、業績が伸びなかったり芳しくないときには社員の能力が無いなどと、社員のせいに
する経営者までいます。

そういう経営者に限って、社員の研修や人材育成など何も努力せずに来ています。
非常にワンマンで独りよがりな経営者に多いことです。
経営者がが社員を認めるためにはまず経営者自身が変わらなければなりません。

他人を認めるといことは非常に難しいことです。
簡単なことではありません。
極論を言うなら他人を認めるということは、他人のすべてをまず受け止め受け入れてやるという
ことに他ならないからです。

そのためには認める側が大きな度量を持っていなければなりません。
人間として大きな器を持っていなければできることではありません。
人に対する寛容や忍耐という気持ちがなければなりません。

人というのは他人に認めてもらいたいという気持ちが非常に強い欲求としてあります。
他人に自分のことを認めてもらったときの喜びや嬉しさは何事にも代えがたいものです。
そしてその人の為に出来る限りのことをしてやろう思うものです。

その反対に、他人に認めてもらえない時の腹立たしさや苛立ちという感情は非常に強いものです。
その気持ちが強くなれば相手に反感を抱き、非難するようになります。
経営者がそのことに気付き、社員を認めようとすることから始めてもらいたいところです。