身内の雇用はほどほどに (2013年5月17日)

ビジネスコラム

~中小企業の親父はつらいわ~

わたしの多くの友人や顧客が中小企業の親父です。

なによりもわたし自身がかつても今も中小企業の親父です。

そんな親父のつぶやきを聞いていきましょう。

今日も人の話をしましょう。

今も昔も中小企業では社員、従業員に代わり社長の兄弟、

従兄弟、甥、姪といったいわゆる身内を安易に雇うことがあります。

身内なら気心が知れているし、他人に給料をやるくらいなら身内に

出すほうがええと考えるようです。

また、景気が悪いなか、就職が難しいとの理由で親戚から息子や娘を

雇ってくれと頼まれることもしばしばでしょう。

社長は身内のために良かれと思って雇うわけですが、これが後々多くの

会社で問題の種となります。

会社の規模が家族ぐるみで家業としてやっている程度の会社ならまだ

いいのでしょうが、少なくとも10人、20人と社員がいるような会社

となると、いろんなところで社員の不満が出てくることになります。

身内の社員と他の社員との対立や軋轢などが少なからず出てくるものです。

もちろん出来のいい身内なら問題ないのですが、えてして身内の社員という

のは出来が悪いのが相場ときています。

会社の状況がいい時はまだいいのですが、少しでも悪くなり始めると

途端に身内社員のぼろが出てくるものです。

特に身内ということで実力以上のポジションに就けていたりするものです。

気が付いてみると経営幹部はみんな身内だという会社が多いでしょう。

互いに身内だということで甘えや遠慮があり、経営そのものに厳しさが

ありません。

いざ、というときこそ役に立つはずの身内が実は諸悪の元凶であったり

するのです。

わたしの会社にも4人の身内社員がおりました。

まさに言わずもがなでありました。

身内のほうが無理を聞いてくれる、身内のほうが信用できると思っている

親父さん、会社の調子がいい時にこそ社内の人事を見直してくださいね。

悪くなってからでは後の祭りですよ。
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マーケティングコンサルタント
ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ

         大石 吉成

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