じいじ日記 (2012年6月7日)

敬天愛人箚記

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わたしの初孫に、まだ名前がありません。
昨日、次女が無事、元気な男の子を出産しました。

妻と娘婿が出産に立ち会ったようで、ふたりとも感動していました。
わたしは意気地がないのでご遠慮しました。

娘は大役を果たし、すっかり母親の顔をしていました。
わたしは赤ん坊の顔をのぞき込んでじっくり見ました。

わたしは思わず笑ってしまいました。
「おい、婿殿の親父とそっくりの顔してるで。ここまで似らんでもええのに」

そう言いながら、わたしは自分にどこか似たところがないかと、じっと観察していました。
そうすると、見つけました。

上唇のまんなかが少しふっくらとしているではありませんか。
これはわたしの子供たちみんなにある特徴のひとつです。

もちろんわたしゆずりのものです。
わたしは思わずにんまりと、ひとりほくそ笑んでいました。

わたしは娘婿に言いました。
「親父によう似てるて、言うといたって。そうしたら、喜んでしもて、名前のことなんかお前にまかすって言わんかな」

実は、親父と娘婿が子供の名前でもめているのです。
娘婿は知り合いの四柱推命の専門家に相談しています。

彼の親父は、孫の名前は自分が付けると、一生懸命たくさんの本を読んで、考えています。
そのふたりの意見が真っ向から合いません。

どちらも、相手が考えた名前を良くないと言い張るのです。
そうこうする間に、娘は出産しました。

ま、最後には、父親である娘婿が責任をもって決めることになるのでしょうが、名前がないと呼びかけたくても呼びようがありません。

「おーい」としか言えず不便でなりません。
一日も早く決めて欲しいものです。

家に帰ると妻がわたしに、「あの子のくちびると鼻の下が長いとこなんて、あなたにそっくりやったね」と、ぼそっと言いました。

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向こう3年で、子息に継がせたい社長

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  ビジネスデザイナー・エグゼクティブコーチ

         大石 吉成

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