三度、友のこと エールにかえて (2015年5月30日)

敬天愛人箚記

三度、友のこと エールにかえて

今回もまた友人永松昌泰君のことを書こうと思います。
ちょうど今日5月30日(土)、大阪の大阪倶楽部において彼の「日比谷教養講座」が始まっています。

この教養講座は永松昌泰が名著・古典を読み解くと題して、東京、名古屋、大阪3会場で5月2日東京を皮切りに12月6日東京まで、実に全22回の講座が開催されます。
まさにツアー教養講座と言うべきものです。
各会場全6回の講座が用意されています。

第1回 「シッダールタ」(ヘッセ)を読む

    仏陀、仏陀の弟子、もう一人の仏陀 「堕落」という名の修行
第2回 「ゴッドファーザー」(マリオ・プーゾ)を読む

    歴史小説は映画史上屈指の名作を超える?
第3回 「本居宣長」(小林秀雄)を読む

    日本近代批評の巨人、小林秀雄はどこに辿り着いたか
第4回 「部分と全体」(ハイゼンベルク)を読む

    ナチスに反対しながら祖国に留まった天才物理学者の苦悩と行動原理
第5回 「答えのない質問」(バーンスタイン)を観る

    音楽を通じて表現される人間と宇宙の構造
第6回 「孫子」を読む

    平和と持続的繁栄に関する比類なき指南書

どうでしょう、面白そうでしょう。
先日、5月2日(土)、東京帝国ホテルにて彼のツアー講座がスタートしました。
序 「文章読本」(三島由紀夫)を読むと題して開催されました。

私は妻と二人で出かけました。
会場は定員を上回る参加者で賑わっていました。
帝国ホテルのクラブラウンジフロアーということもあり、洗練された落ち着いた雰囲気のなか講義が始まりました。

彼が数日前より体調を崩しているとのことで少し心配しながらの始まりでした。
時間の経過とともに彼本来のゆったりと思索をしながらの話ぶりに参加者がだんだんと引き込まれていきました。

この講座は本来予定されていたものでなく急遽本人の意向で追加されたものです。
本題に入る前の序として、本人の口慣らし、参加者の耳慣らしのようです。
今回も4時間という時間があっという間に過ぎました。

三島由紀夫の「文章読本」が単なる文章の書き方、読み方を書いたものでないように、永松君の読み解き講座は単なる名著・古典解説ではありません。
毎回彼の世界観、人生観にいつの間にか引きずり込まれているのに気づくことになります。
それが不快でなく何とも言えない心地よさを感じさせてくれることが嬉しいことです。

私はあと12月6日の千秋楽講義まで東京会場へ7回通うことになります。
毎回妻か次女を同伴していこうと思っています。
それも私の得難い大切な時間です。

                                    東京にて

                                       大石吉成