私の「宝地図」ただ今、制作中 (2012年3月6日)

敬天愛人箚記

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あなたは「宝地図」をご存じでしょうか。「大きな紙に自分の夢を書き込み、イメージや写真を貼っていく。それを部屋に飾って、毎日眺めるだけです。それを始めると、あなたの夢が叶ってしまう」というものです。(幸せな宝地図であなたの夢が叶う 望月俊孝 ゴマブックス株式会社)

私は元来、スピリチュアルな話に興味があります。私のこれまでの人生において、どう考えても何か目に見えない不思議な力が働いたとしか考えられないことがたくさん起こりました。「人生は思い描いた通りになる」とか「思考は現実になる」とか「言葉ひとつで人生は大きく変わる。できるだけ積極的で前向きな言葉を使おう」などといった話がよくされます。私にはどれも納得できる話です。また、私は良く言われる「潜在意識はみんなと繋がっている」ということなどは明確に信じています。そのうえ、もっとポピュラーな「引き寄せの法則」に至っては、家族みんなが確信に近い思いを持っています。私の話についてきてくれていますか。

私はこういった話を無理強いしているのではありません。それらの話は、はるか昔から、偉大な哲学者や宗教家、そしてたくさんの成功者たちが言い続けてきたことでもあります。いわゆる成功哲学、成功法則といったものの共通した原理原則のお話です。

私は、みなさんご承知のように、成功経験者であり、失敗経験者でもあります。何が私に成功をもたらし、何が私を失敗に至らせたのか、少しは分かっているつもりです。そんな私がこの「宝地図」に出会えて本当によかったと喜んでいます。「宝地図」はシンプルで原理原則によく適っています。現実的な手段として、この「宝地図」は「夢を叶える道具」だと素直に思っています。

さて、かつて私が事業経営者であったとき、明確なビジョンを描いていたかと問われると、あるにはあったが中途半端なものであったと言わざるを得ません。数字だけの事業計画はありました。しかし、具体的で明らかなイメージが描けていませんでした。売り上げが100億円を越したとき、それ以上の数字を上げている会社の姿がどうしても、私には見えませんでした。

昨年、再起業して以来、会社のビジョンを描いてなかったことに気付きました。あれほど大きな失敗をしたにもかかわらず、また同じ過ちを危うく犯してしまうところでした。「宝地図」が私に気付かせてくれました。本来なら会社設立時にビジョンに基づいた事業計画をつくるべきでしたが、私は早く会社を立ち上げることを優先し、あとのことは歩きながら考えようとしました。上京以来、ビジネススクールに通ったり、トーストマスターズクラブに参加したり、コーチングを学んだりしながら、自分がやるべき仕事を探してきました。自社のビジネスモデルがいま一つ明確でなかったものが、ここにきてようやく形になりそうな気がしています。

これから、私の「宝地図」を創っていきます。今から15年後、わたしが70歳の頃をひとつのゴールとしてビジョンを描いていきます。私が70歳のとき、どこでどうしているのかを、具体的にイメージしながら描きます。私は私の「宝地図」をコルクボードに描くことにしました。ボードの真ん中に、私と妻、そして子供たちが素敵な笑顔を見せてくれている写真を貼り付けました。そしてこれからどんな仕事をしたいのかを、写真やイラストを使って貼り付けていきます。そしてこれからの私のいろんな夢を貼り付けていきます。

「大丈夫、これからすべてみんなうまくいく。いいことがもっとたくさんおきてくる。ぜったいうまくいくよ」そう思いながら、楽しみながら私の「宝地図」を描いていきます。