初めてのオーディション (2012年6月9日)

敬天愛人箚記

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今日は、さすがに孫の話はやめておきます。
午後から、初めてのオーディションがありました。

わたしと妻、夫婦役とのことで出かけました。
何故初めてかというと、これまで何度か話があったのですが、書類選考で落ちていたからです。

そうそう、初めて読まれる方にはなんのことかわかりませんね。
実は、妻とわたしは新人のシニアタレントなんです。

私たち夫婦は、今年から、大きなタレント事務所に所属しています。
これまでに一度だけ、某社のテレビコマーシャルにエキストラとして出演しています。

残念ながらテレビでは最も短いバージョンを流していましたので、わたしたちの出番はなかったようです。

今回は某メーカーのCMです。
ふたりとも初めてのオーディションでしたから、少し緊張気味でした。

10数組が参加していました。
わたしたちと同じように本物の夫婦も何組かいましたが、ほとんどが互いに初めてのペアーのようでした。

少しは本物の夫婦のわたしたちが有利かと思いましたが、さすがにみなさんプロでした。
どのペアを見ても、確かにどこかにいるような夫婦に見えてくるから不思議なものです。

案外、私たち夫婦が一番ぎこちなかったりしました。
でもとても楽しい経験でした。

今日は大手プロダクション会社によるオーディションでした。
若いディレクターでしたが、礼儀正しく好感が持てました。

私たち夫婦が年を経てたどり着いた今の絶妙な味わいを感じとってもらえていれば、わたしたちの勝ちなのですが。

若い彼にはまだ分からないところかもしれません。
なんて、オーディションに落ちた時の言い訳を今、先にしています。

オーディションは落ちるもの、そう思って行くのがオーディションです。
人生もまたオーディションの連続です。

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向こう3年で、子息に継がせたい社長

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         大石 吉成

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