リーダーは孤独 経営者の35の秘訣 その7 (2013年12月2日)

ビジネスコラム

~リーダーは孤独~

組織のリーダーがなぜ孤独なのでしょうか。
それはリーダーだけが決定を最終決断する役割を有しているからです。
メンバーは決定までには係わることができますが、決断はリーダーのみの仕事です。

組織ではそれぞれの決定で損をする者と得をする者に別れることがあります。
すべてのメンバーに良いことばかりが決定されるわけではありません。
それでもリーダーは決断しなければなりません。

リーダーは孤独に耐え得る者でなければ勤まらないと言われるのもうなずけます。
リーダーの相談者は組織内のメンバーでは本来勤まりません。

会社経営者は当然孤独を感じています。
経営者にはリーダーとしての役割があるからです。
社内の決定を決断し実行させなければならないからです。

社内で理解者はあり得ても真の意味での相談者を求められません。
経営者の決断事項には独断で決めねばならないことが多くあります。
社員に相談するべきことでないことも多くあります。

特に人事などは迂闊に相談などできません。
人事異動、昇格、降格などの案件を初め給与、手当等の報酬の案件なども中小企業
では経営者の専権事項です。

そのうえ運転資金や借入等のお金の話も迂闊に社員に話せません。
どこから話が外部に漏れるやもしれません。
万一の場合、信用不安を引き起こすことさえあります。

そんな孤独な経営者だからこそ相談できる相手を持つ必要があります。
経営者が心から信頼が出来る外部の第三者を持つことが理想です。
話を聞いてもらうだけで心に余裕とゆとりができます。

経営者は孤独と覚悟してください。