基本、認めていない 親父に息子が育てられない7つの理由 その5 (2013年11月19日)

ビジネスコラム

~基本、認めていない~

親父にとって息子はいくつになっても息子です。
いつまでも子供のように思え頼りなく感じるものです。
経営者である親父が後継者としての息子を見る眼もまた同じように何か頼りなく思ってしまうものです。

いくら社員の評判が良く、取引先からも褒められたとしても親父は納得しません。
営業マンとして実績を上げたとしても後継ぎだから相手が加減してくれたのだろうと
思うだけかもしれません。

それだけならまだしも親父はそこで駄目出しをします。
あれが悪いあそこができてないなどと次から次へと文句を言います。
息子が出来ないことばかりを言い続けます。

では親父がいつどうして息子を認めることができるのでしょうか。
何かの切っ掛けなり場面があってのことかもしれません。
おそらくこれは親父自身の問題が多く関係しています。

親父自身が何かの切っ掛けで自信を失くすことがあったり、どこかで大きく心を震わ
すような感動に出会ったり、過去を振り返ることがありそれまでの生き様を反省した
りなどの体験が自分の考え方や行動を変えることがあります。

このようなことがあって親父が変わります。
親父自身が変わったことで初めて息子を見る眼が変わります。
自分が思っていた以上に息子が大人になっているとか頼もしく感じられるようになり
ます。

そう思うことが出来る親父を息子は望んでいます。