心意気を創出 経営者の35の秘訣 その33 (2014年1月16日)

ビジネスコラム

~心意気を創出~

社員の仕事への取り組み方や考え方は様々です。
また社員の会社への思いも社員それぞれに違います。
社員一人一人の価値観が違い、情感の在り様が違うのですから当然のことです。

なかには独りよがりで協調性が無く常にマイペースな社員がいます。
周りがどんなに忙しくても自分の仕事が終わればさっさと帰ってしまいます。
自分に与えられた仕事以外にはまったく無関心です。

またなかには常に周りに気を使いながら他の社員と協力し合いながら仕事をする社員がいます。
周りが忙しい時は自分の仕事をさっさと片付け、まだ終わっていない仲間の仕事を手伝います。
いつも仲間の仕事を気に掛けています。

会社にはいろんな社員がいます。
いつも自分が自分がと自分を中心にものを言う社員がおれば、いつも私たちは私たちはと仲間
の一員としてものを言う社員がいます。

このようなさまざまな個性を持つ社員を経営者はひとつの目標に向かって引っ張っていかねば
なりません。
社員の意識を同じ方向に向け高めていかねばなりません。

ひとりひとりの社員が自分のためだけに仕事をするのでなく、みんなのためにひいては会社の
ために仕事をするようになることを経営者は望んでいます。
そうなってもらうためには経営者もまた意識を変えねばなりません。

会社が経営者のためだけにあるのではなく社員ひとりひとりのためにあると経営者自身が意識
する必要があります。
そのことを社員に経営者が自ら明示することが大切です。

経営者のそういった気持が社員に伝わることで社員の心の中に経営者への思いや会社への愛着
が生まれてきます。
自分はみんなのために会社のために仕事を誠実にしていくという心意気が会社を変えていきます。