経営は決断の連続 経営者の35の秘訣 その4 (2013年11月27日)

ビジネスコラム

~経営は決断の連続~

経営者の役割のひとつが決断です。
経営者が物事を判断し決定していくことです。
会社では日々何かを決めていかなくてはなりません。

そういう意味で経営は決断の連続だと言えます。
しかも経営現場においてはすぐに決定を求められることが多くあります。
即断も経営者の仕事のひとつです。

なかには会社の行く末を左右するとても重要な決定の決断を求められることがあります。
時間に余裕があるなら決断まで間を取るのことも大切です。
時間に猶予が無い場合、即断が求められます。

経営者は自分の判断基準に基づき決定し決断します。
その決定の結果が誤りであったとしたら、勇気を持っていち早く決定を覆すことです。
どこの会社であってもすべての決定が正しいことなどないのですから。

ここで大切なことは結果はどうあれ、経営者は決めるときに決めるということです。
経営者にしかできないことは決定を決断するということです。
今風に言うなら決める経営をするということです。

残念ながら世の中には決断が出来ない経営者がいます。
本当に何一つ決められない経営者がいます。
すべてのことが先送りされてしまっています。

人事案件から取引案件にいたるまで、社長が決めねばならない重要案件が何一つ決められ
ない会社を見たことがあります。
その会社では当然のように社員のモチベーションが低く、活気がありません。

営業会議では何も決められることなく、ただの報告会で終わってしまいます。
本来なら幹部で決められそうな案件まで社長に報告し判断を預けています。
そしていつものように社長は決められません。

こうなるとまるで無責任状態です。
これは明らかに決められない経営をしている社長の責任です。
なおもっと厄介なのは、その社長が他人の意見を全く聞き入れない人だったことです。

政治家も同じことが言えるのですが、リーダーは決断しなければなりません。
決断できない者がリーダーになることほど迷惑な事はありません。
リーダーに最も求められるのが決断力かもしれません。