親父の価値観を押し付け 親父に息子が育てられない7つの理由 その1 (2013年11月13日)

ビジネスコラム

~親父の価値観を押し付け~

中小企業経営者に多いのがワンマンな経営者です。
彼らの多くが他人の言う事を聞きません。
いわゆる頑固親父がこれでしょうか。

どうしても自分の考え方や価値観を息子に押し付けてしまいます。
業績が良い会社の経営者ほどこのタイプの親父が多いかもしれません。
自分がやってきたことの結果が好業績になっているという想いが強いほど自分の考え方や価値観が正しいと思っています。

それ故に息子にも自分と同じ考え方をしてもらいたいと思うと同時に同じ価値観を持
つことを要求してしまいます。
息子が自分に理解できないことをしたり考えることに我慢できません。
まるで異邦人を見るかのような目で見てしまいます。

一方、息子はどうでしょう。
元々親子の仲が良く、日頃から親父を尊敬している素直な息子ならなんら問題はない
でしょう。
しかし多くの息子は大きくなるにつれ親父と言葉を交わすことが少なくなり、なんとなく
親父の存在が疎ましく思ったりするのではないでしょうか。

なかには親子の仲が悪く喧嘩が絶えないという親子もいるでしょう。
まして親父を尊敬などできないと思っている息子が多いかもしれません。
そんな息子に会社の後継者だからと自分の考え方や価値観を強要したところで息子
に受け入れる余地などありません。
息子は反発し親父を無視するのがおちでしょう。