bis2016
コロナ禍にあって独自のスタイルを貫く
以前、東京にある湯島聖堂において「論語」「孟子」を漢文で読み下す講座を受けていたことがある。「論語」に比べ「孟子」はかなり量が多い。どちらも月に1回の講座だ。「孟子」はすべて終えるのに3年以上を要する。月に1回自宅から湯島聖堂まで…
兄弟という関係は摩訶不思議、厄介このうえなし
兄弟が不仲であることは多い。子供時代から仲が良くない兄弟もいる。その多くは兄が何かにつけ体力的にも劣る弟を蔑ろにしてきたというのがある。弟はいつも理不尽な扱いを受け兄に泣いて抗議するのだが兄は一向に意に介さない。悔しさを心に秘め弟は…
私も含め経営者は人事が苦手だ
今日のコラムは少々長めである。私の新著『幸せは不幸な出来事を装ってやってくる』(マネジメント社)の原稿として書いた文だが没となった一節だ。私としては産み出した我が子を捨てるに忍び難く、コラムのひとつとして出しておくことにする。皆様…
経営者は浮かぶ瀬を失くしてはならない
先日夜遅く次女からラインが入った。 「お父さん、今日最低な親父に出会った」 「どうした?」 「自宅を個人間売買したいと相談があったの。会ってみると父親から長男に家を売りたいとの話だった。詳しく聞いてみると父親が会社経営をして…
ビジネスには「良い筋」「悪い筋」がある
先日、不動産エージェントをしている次女が相談してきた。 「お父さん、私、川崎駅前のマンションを買ってリノベーションをして売ろうと思うの。銀行に相談したら融資できるっていうんだけど、どう思う」 「それはどういう経緯なの?」 「…
幸せは不幸な出来事を装ってやってくる
「百億円企業を倒産させた私は、まさに敗軍の将である。私に残ったのは、得難い教訓であり、その後も親交してくれる友人や取引先の方々、そして何よりも家族の絆である。倒産は不幸な出来事だが、十年後の今、私は人生で最も幸せな時期を過ごしている…
コロナウィルス禍、企業の処方箋
私の顧問先の業績が二極化している。相変わらず売り上げ利益とも好調に推移している企業がある。反して売り上げが前年同月を大きく下回り半分以下に落ち込んでいる企業がある。経営者の方の名誉のために言っておくが経営者の能力、資質が原因ではな…
新著『幸せは不幸な出来事を装ってやってくる』予約受付中

会社を我が子に継がせることができなかった私が真に伝えたいビジネスと人生の話
「まえがき」のようなもの 2020年9月19日、私の商業出版4冊目がマネジメント社から発売されます。その本には「まえがき」がありません。理由はありませんが、書きそびれたというのが実際のところです。そこで「まえがき」のようなものを書…